呼吸が変わると、身体は自然に整う

・最近、姿勢がよくなった
・眠りが深くなった気がする
そんな変化を感じる方は、もしかしたら“呼吸”が整ってきているのかもしれません。
呼吸は単なる空気の出入りではなく、
全身の筋肉や内臓、自律神経をつなぐ“生命のリズム”です。

深い呼吸ができるようになると、
体内の酸素と二酸化炭素のバランスが整い、血流も良くなります。
体温が安定し、代謝が上がり、自然と疲れにくい体へ。
施術の中でも、呼吸が深まった瞬間に筋肉がふっとゆるみ、
表情までやわらかく変わっていく方をよく見かけます。
呼吸が整うと、身体の土台が静かに安定していくのです。

「吸って・吐く」だけで自律神経が整う

呼吸は、自律神経を整える“スイッチ”でもあります。
息を吸うと交感神経（活動モード）、
吐くと副交感神経（リラックスモード）が働くため、
呼吸をゆっくり整えるだけで、心と体のバランスが変わります。

ストレスや緊張が続くと呼吸が浅くなり、
体が休むタイミングを見失ってしまいます。
そんな時こそ、ゆっくりと息を吐き出してみましょう。
ポイントは「吸うより吐くを長く」。
4秒吸って、6〜8秒かけてやさしく吐く。
このリズムを繰り返すだけで、交感神経から副交感神経へと切り替わり、
心も穏やかに整っていきます。

香りと呼吸のつながり

さらにおすすめなのが、好きな香りを使った呼吸法。
ラベンダーやベルガモット、オレンジなど、心地よい香りを感じると、
脳の「安心」を司る部分が刺激され、自然と呼吸が深くなります。
香りを嗅ぐことで「今ここにいる」感覚が生まれ、
思考のスイッチがオフになっていくのです。

寝る前にアロマを焚いたり、
お風呂で好きな香りのオイルを数滴たらすのもおすすめ。
香りを感じながらゆっくり呼吸をすると、
全身の緊張がゆるみ、1日の疲れがやさしく解けていきます。

ちなみに私のお気に入りは
「ユイル・アンティーク　ローズ・ドゥ・ダマス」です♪
一度かいだら虜になりました(笑)

お写真はユイルアンティーク様の公式オンラインストアよりお借りしました。

日常の中でできる“呼吸の時間”

朝の支度前や寝る前のほんの数分、
背筋を伸ばして目を閉じ、深く呼吸をしてみましょう。
体の内側から整っていくような心地よさを感じられるはずです。

呼吸は、がんばるためのものではなく「ゆるむためのもの」。
意識を少し向けるだけで、体も心もふんわり軽くなります。

呼吸は“自分を整える”一番身近な方法

私たちは1日に約2万回も呼吸しています。
そのうちの数回でもいいから、
「丁寧に吸って、やさしく吐く」ことを意識してみましょう。
香りとともに深呼吸をする時間は、
自分をいたわる小さなメンテナンスの時間。

呼吸が整うと、身体も心も穏やかに。
明日を少しだけ軽やかに過ごせるようになります🌿

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