これまでのシリーズでは、「身体の土台=骨盤と足」というお話をしてきました。
前回は“身体の要”ともいえる骨盤について触れましたが、今回はもうひとつの土台「足」にスポットを当てていきます。
私たちは普段、歩く・立つ・座るといった動作を当たり前のようにこなしていますが、そのすべてを支えてくれているのが「足」です。
実はこの足こそが、身体全体のバランスを決める“地面とのつなぎ役”なんです。
足は「小さな骨と筋肉の集合体」
足は、一見シンプルに見えますが、26個の骨と33の関節、100以上の筋肉や腱で構成されています。
この複雑な構造のおかげで、私たちは坂道を登ったり、片足で立ったり、方向転換をスムーズに行ったりできるのです。
中でも重要なのが「足裏のアーチ」。
土踏まずに代表されるこのアーチ構造が、地面からの衝撃を吸収し、身体全体のバランスを保っています。
アーチは言わば“天然のサスペンション”のような存在。
ところが、このアーチが崩れてしまうと、衝撃がうまく吸収できず、膝や腰への負担が増えてしまいます。
アーチが崩れるとどうなる?
最近、「立ちっぱなしで疲れやすい」「靴の片減りが気になる」「足がむくみやすい」と感じていませんか?
それは、足裏のバランスが乱れているサインかもしれません。
アーチがつぶれると、足の内側や外側のどちらかに重心が偏り、骨盤や背骨の位置にも影響します。
実際、整体の現場でも「足のバランスを整えたら腰が軽くなった」「足指を動かしたら姿勢が安定した」という方がたくさんいらっしゃいます。
それだけ、足と骨盤は密接に関わり合っているのです。
今日からできる足ケア
まずは、足指をしっかり“使う”こと。
現代人は靴や靴下で足が固定され、指がほとんど動かせていない方が多いんです。
お風呂上がりにタオルを足指でつかんだり、足首をゆっくり回したりするだけでも、足の血流や筋肉の働きが変わります。
また、たまには裸足で床を感じながら立ってみるのもおすすめ。
足裏のどこに体重が乗っているかを意識するだけで、自然と姿勢が整いやすくなります。
足裏の感覚が目覚めると、立ち方や歩き方が変わり、全身の安定感がぐっと増しますよ。
まとめ
足は、私たちの身体と地面をつなぐ大切な接地面。
骨盤という“要”を支えるための最後の砦でもあります。
どんなに骨盤を整えても、足が崩れていてはバランスは保てません。
逆に足が整えば、骨盤も自然と安定し、全身がラクに動かせるようになります。
次回は、シリーズの総まとめとして「骨盤と足の関係」について。
2つの土台を一緒に整えることで、身体がどう変わるのか、その秘密をお伝えしていきます。
ぜひ楽しみにしていてくださいね。
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